京大特別教授ら2人を懲戒解雇 チンパンジー研究の権威・松沢氏ら研究費不正
2020/11/24 16:25 (JST)11/24 17:21 (JST)updated
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チンパンジー研究の世界的権威で文化功労者である京都大の松沢哲郎特別教授(70)らが京大霊長類研究所(愛知県犬山市)などに関わる研究資金を不正支出していた問題で、京大は24日、不正に関わった松沢特別教授と友永雅己教授(56)を懲戒解雇処分にしたと発表した。
京大の調査委員会は今年6月、松沢特別教授らによる不正支出があったとの調査結果を公表していた。愛知県犬山市や熊本県宇城市の飼育施設の工事などで過大な支出や架空発注、入札妨害などをしていたという。
松沢特別教授は、霊長類研究所長を2006~12年に務め、世界的に高いレベルにある日本の霊長類学を牽引(けんいん)。チンパンジーのアイとの40年以上にわたる研究などを通し、チンパンジーと人間に共通する心の在り方を見いだしてきた。こうした業績が評価され、定年退職後も京大高等研究院の特別教授として研究に当たってきた。
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お前が実験体かよ