玄関前に季節外れのクワガタがいたら、SNSに写真をあげたくなるかもしれない。しかし、それは危険だ。ITジャーナリストの高橋暁子氏は「そのクワガタは空き巣犯が意図的に置いたものかもしれない。SNSは悪意を持ったユーザーにも見られている」という――。
○思わぬところに落とし穴が……
「玄関前にクワガタがいた」「カエルがいた」。そんな写真付き投稿は危険だ。誰かがあえて玄関前にクワガタやカエルを置き、SNSの投稿からターゲットの自宅を特定。投稿時間から生活時間帯を把握され、留守宅に空き巣に入られてしまう恐れがある。
少なくとも一人の被害者は玄関扉の前にいた「クワガタ」や「カエル」といった生き物の写真をTwitterに投稿した後に盗難被害にあっている。
その被害者は過去に自宅の玄関前にいたクワガタやカエルの写真を投稿しており、それによって自宅や帰宅時間を特定されたのではないかと推測されている。
これはよく知られたアカウント特定法だ。2019年2月、漫画家のおおひなたごうさんは、京都市内の地下鉄通路に落ちていたパック入りの蟹の画像をTwitterで投稿。「道端に意外なものを置くことで写真を撮らせて、ストーキングする相手のSNSアカウントを特定するっていう方法だよね」とフォロワーから指摘を受けた。
写真をよく見ると隠れている不審な人物も映り込んでおり、この指摘は事実だった可能性がある。
○“うまい棒”からアカウントを特定されることも
長めなので以下ソースでお願いします。
https://president.jp/articles/-/40466