日本最古のオリーブ「まろやか」 推定樹齢150年、オイル初収穫
神戸市中央区の湊川神社で30日、「日本最古」とされる推定樹齢約150年のオリーブの木から初収穫した実で作ったオリーブオイルを味わう催しが開かれた。
搾油量はわずかだったが、参加者は「まろやかだね」「香りが豊か」と楽しみながら、戦禍や阪神大震災を生き抜いた木の歴史に思いをはせた。
木は明治時代に万博関係者が海外から持ち込んだ苗木がルーツ。空襲や震災で境内の建物が被害を受けた時も無事だった。
数年前から収穫が検討され、害虫や台風の影響で断念する年が続いたが、今年初収穫が実現した。
神社の権宮司の西原秀樹さんは「歴史が詰まったオイルを味わえて格別の思いだ」と笑顔。
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