高速道路で他の車の前に割り込み進路を妨害する「あおり運転」をしたとして、岡山県警は23日、神戸市長田区、自称建設作業員の男(36)を道路交通法違反(あおり運転)容疑で逮捕したと発表した。男は容疑を認めている。
岡山県警によると、6月施行の改正道交法で創設された「あおり運転(妨害運転)罪」を高速道路上の走行に適用し、逮捕するのは全国で初めてという。
発表によると、男は8月11日午後9時頃、岡山県浅口市の山陽自動車道下り線で乗用車を運転中、トラックの通行を妨害する目的で、追い越して前方に割り込み急ブレーキをかけた疑い。
県警によると、目撃者らの通報で捜査を始め、ドライブレコーダーの映像などから男を特定した。県警は、トラックの運転手についても、直前に男の車をあおるなどの行為があったとして、同法違反容疑で書類送検する方針。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201023-OYT1T50192/