どこにでもある植物を乾燥させた茶を売ったら逮捕起訴される その理由「茶は水溶液で水溶液は植物じゃなくて麻薬だから」 #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2020/10/20(火) 20:40:19.16 ID:bI+k5Rm+

麻薬かお茶か、法廷論争に
“究極のドラッグ”DMT、その作用とは

2020/10/20 07:00 (JST)
©株式会社全国新聞ネット


 幻覚物質DMTをご存じだろうか。強烈な幻覚作用を持つことから究極のドラッグとも呼ばれ、海外では宗教儀礼や精神疾患の治療に用いられている地域もある。日本では長らく摘発されてこなかったが今年、DMT入りの茶を販売した男性が麻薬取締法違反容疑で逮捕された。しかし茶の原料はありふれた植物であり、裁判で弁護側が「販売したのは茶にすぎない」と無罪を主張し、法廷論争になっている。(共同通信=武田惇志)

 ▽違法性めぐり真っ向対立

 逮捕された青井硝子=本名・藤田拓朗=被告(34)は、雑草を吸ってストレス解消を目指す著書『雑草で酔う』(彩図社)で知られる。青井氏はこれまで約3年にわたり、自身が主宰するウェブサイト「薬草協会」を通じ、幻覚物質ジメチルトリプタミン(DMT)を含有する樹木アカシアコンフサ(和名ソウシジュ)の飲用粉末(通称「アカシア茶」)を販売してきた。

 事件のあらましはこうだ。京都府内の男子学生が昨年7月、青井氏からアカシア茶を購入した。粉末を煮出してDMT入りの茶を作って飲んだところ、意識がもうろうとなって病院に搬送。尿検査でDMTが検出されたことから警察に摘発された。その後、京都府警と厚生労働省の近畿厚生局麻薬取締部は今年3月3日、学生の麻薬摂取をほう助した疑いがあるとして青井氏を麻薬取締法違反容疑で逮捕。DMTを巡る摘発は全国初とみられている。なお、男子学生は事前に大量の風邪薬を服用していたことが判明しており、体調不良とDMT摂取との因果関係ははっきりとしていない。

 捜査機関は約3カ月間、警察署の留置場で勾留し、DMT含有茶の所持や施用など同様の容疑で計7回起訴。青井氏は6月10日に一度保釈されたが、7日後に再逮捕された。留置場に引き戻されることになったが、同月30日、再び保釈されて現在は自由の身だ。

 事件の公判は6月から京都地裁で開始。弁護側と検察側は茶の違法性を巡って真っ向から対立している。

 ▽茶=DMT含む水溶液?

 麻薬取締法はDMTを「麻薬」として規制しているが、実は、法的に「麻薬原料植物」と定められていない一般の植物については、たとえ麻薬成分を含んでいても規制対象とはしていない。今回問題となった原料のアカシアコンフサも、「麻薬原料植物」からは除外されている植物だ。事実、沖縄県などでは広く自生し、染料としても用いられている。加えて、DMT自体も人間の血液や尿、レモンやオレンジなど自然界に広く存在している。

 そのため青井氏は「アカシア茶は植物であって、法律上の麻薬には当たらない」として無罪を主張。弁護人の喜久山大貴弁護士も①「植物片を水に付けて茶にしても化学的変化が加えられるわけではないし、DMTの結晶そのものになるわけでもない。これでは自生する植物の所持や利用を禁止しているに等しい」②「DMTは人間の血液など自然界に遍在しているため、アカシア茶のみを麻薬と見なすことは不合理だ。どんな行為が犯罪に当たるかをあらかじめ明確にしておくよう憲法が規定する『罪刑法定主義』にも反している」③「国連の国際麻薬統制委員会の見解では、アヤワスカなどDMTを含む植物やその加工品は規制対象とされていない」と法廷で徹底抗戦の論陣を張った。

沖縄で自生しているアカシアコンフサ(和名ソウシジュ)
 一方、検察側は「アカシア茶はDMTを含有する水溶液であり、水溶液は

このスレッドを全て表示


このスレッドは過去ログです。