大坂なおみが語った「スポンサー企業失う恐怖」 企業側はどう答えた?【14社調査】
大坂選手の優勝と、大会を通じて黒人への人種差別や暴力に抗議するメッセージを発信していたことや内容について、各社にコメントを求めた。
大坂なおみ選手は、テニスを通じて黒人への人種差別や警察による暴力に立ち向かう裏で、スポンサーを失うかもしれない不安とも闘っていた。
全米オープンの前には、TIME誌の対談記事で「アスリートは発言をする度にスポンサーを失うことを恐れています。私がまさにそうでした。スポンサーのほとんどが日本の企業だから」と語っていた。
それでも毎試合、犠牲者の名を記したマスクをつけて臨み、用意した7枚全て披露し、優勝した。
リスクを抱えながら自分を貫いた大坂選手の行為を、スポンサーやパートナー関係などにある企業はどう捉え、受け止めたのか。
大坂選手の優勝と、大会を通じて黒人への人種差別や暴力に抗議するメッセージを発信していたことや内容について、ハフポスト日本版は大坂選手のスポンサーやパートナーなどの関係にある14社にコメントを求めた。
大坂選手の行動に対して踏み込んだ見解を示したのは、ヨネックスだけだった。
メールで回答を求め、9月28日までにコメントがあったのはそのうち7社。それぞれの見解を紹介する。
(以下一部抜粋)
日清食品
▽人種差別や暴力に抗議するメッセージの発信や内容について
大坂なおみ選手個人の言動に関しましては、コメントする立場にございませんので、コメントは差し控えさせていただきます。
ヨネックス(YONEX)
▽人種差別や暴力に抗議するメッセージの発信や内容について
大坂選手個人の活動に対して、スポンサー企業として発言する立場ではありませんが、彼女の勇気ある行動を尊重しています。
森永製菓
▽人種差別や暴力に抗議するメッセージの発信や内容について
あくまでも弊社はテニスを放送している媒体なので、見解は特にございません。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f6da227c5b64deddeebe031
2020年10月01日 09時09分 JST | 更新 7時間前 ハフィントンポスト