総合格闘技イベント「RIZIN.24」は27日、さいたまスーパーアリーナで行われ、元十両貴ノ富士のスダリオ剛(23プ=フリー)はMMA特別ルール120キロ契約3分3R(肘あり)で元プロレス世界王者ディラン・ジェイムス(29=ニュージーランド)を1回終了TKOで下し、総合格闘技デビュー戦を白星で飾った。
スダリオは第1ラウンド開始のゴングと同時にいきなり跳び蹴りを放ち、その後のパンチの応酬では強烈な右ストレートをジェイムスの顔面に浴びせた。終盤は馬乗りになって両拳と膝でメッタ打ち。ディランが大量の鼻血を出し、第1ラウンド終了後にドクターストップとなった。
昨年9月に2度目の暴力問題が発覚し、10月に大相撲を引退。昨年11月に結婚した夫人の後押しで格闘家転向を決断した。約50キロの減量と筋力トレーニングで肉体改造。元格闘家のエンセン井上の内弟子として、住み込みで練習に打ち込んだ。
その成果を存分に発揮しての快勝。リング上で「支えてくれた妻、悲しませたお母さん、エンセンを紹介してくれた小錦さん、そしてエンセンさんに感謝の気持ちを伝えたい」と話し、今後に向けて「ヘビー級にスポットライトを戻せるように僕が頑張ります」と意気込みを語った。
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