六角家の破産に見た家系ラーメンの重要な岐路東洋経済オンライン1715
9月4日、ラーメンファンを驚かせるニュースが飛び込んできた。横浜家系ラーメンの老舗「六角家」が、横浜地裁より破産手続き開始決定を受けている、と一部で報じられたのだ。
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都内の家系ラーメンは2000年代初頭で30軒ほどだった。
ところが、「資本系」家系ラーメンの台頭によって事情は変わる。現在、グルメサイト「食べログ」で東京都内の家系ラーメンを提供する店舗を調べると、1525軒も出てくる(2020年9月20日現在)。
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いまや伝統の味を守っている「家系」のお店は逆に貴重な存在となっており、筆者も含めて熱狂的なラーメンファンはそういった店だけを求めて食べ歩いている状態だ。すでに一般的に知られる家系の味=「資本系」の味になっている可能性が高く、従来の伝統の味はもう知られていないかもしれない。
家系ラーメンの代表選手だった「六角家」破産のニュースは、ひとつの時代の終わりとともに、家系ラーメンの岐路を指し示している。
井手隊長 :ラーメンライター/ミュージシャン
ソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a3756b42cb7529e6bee26ef7aa99c784f176622?page=2
9/26(土) 16:01配信 東洋経済オンライン