白血病からの復活を期す競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が29日、東京都特別水泳大会(東京辰巳国際水泳場)の50メートル自由形に出場。昨年1月の三菱養和スプリント以来約1年7カ月ぶりにレース復帰した。タイムは26秒32だった。
【写真】レースを終えた池江璃花子は感極まり…涙
5組目に出場すると、軽やかなフォームで泳ぎ26秒32で1着。復帰戦でいきなりターゲットタイムとなる日本学生選手権(10月2~4日)の標準記録26秒86を突破した。
昨年12月に退院した池江は、今年3月に406日ぶりにプールに入った。緊急事態宣言解除後は通院治療を継続しながら週4回程度のペースで練習していたが、所属する日大水泳部がコロナ感染者を出して活動休止となったため、7月末から練習を中断。今月中旬にトレーニングを再開した。26日には自身のSNSに懸垂、腕立てをする動画を投稿し「数カ月前には一回もできなかったのになあ」と回復をアピール。
レース前日の28日には所属事務所を通じてコメントを発表。「待ち望んでいたレースなので、競技者として競う気持ちを大切にしながら楽しみたい。どのような自分を見せることができるのか、私自身も楽しみです!」と意気込みを語っていた。
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