米空軍のヘリコプターがバージニア州マナサス付近を飛行中に銃撃され、搭乗していたパイロット2人のうち1人が負傷した。空軍が明らかにした。
銃撃されたヘリコプター「UH―1N」は10日、マナサス近郊の上空を約300メートルの高度で訓練飛行していた。銃撃を受けて首都ワシントン西部にあるマナサス地域空港に緊急着陸し、パイロットは病院に運ばれた。命に別条はなく、手当てを受けて帰宅したという。
米連邦捜査局(FBI)は、空軍と連携して捜査に乗り出し、何者かが故意にヘリコプターを狙ったのか、それとも空中に向けて無差別に発砲したのかを調べている。機体も入念な点検を行ってほかに損傷がないかどうかを確認する。
空軍ヘリのパイロットは管制塔との通信の中で、「医療的緊急事態」を報告し、マナサスに向かうと告げていた。空港には救急隊が出動した。
空軍第316航空団は、10日に定期的な訓練飛行を行っていたヘリコプターが緊急着陸する事案があったことを確認した。
FBIワシントン支部によると、10日正午ごろ、ヘリコプターが地上から銃撃されたという通報があり、マナサス空港に捜査員を派遣した。空軍と連携して捜査を進めており、当時現場付近にいた人に対して情報の提供を求めている。
https://www.cnn.co.jp/usa/35158084.html