世界各地を襲っているイナゴの大群が中国にも押し寄せている。プーアル茶で有名な雲南省普洱市の林業草地局によると、ラオス国境の普洱市江城県に先月28日からイナゴが襲来し、今月8日までに約66平方キロの広さにわたり竹やバショウ、ヤダケガヤなどが食べられる被害に遭った。
普洱市はイナゴの拡散を防ぐため、8日までに林地約16平方キロ、農地約6平方キロの防疫を実施。ドローンによる防疫作業は502回に上った。
普洱市林業草地局は「イナゴの勢いは速く周辺県に拡大するとみられ、農作物に被害を与えるリスクがある」と説明。7月から9月にかけて、国境地域で大きな被害が発生する可能性が高いとみている。
https://www.afpbb.com/articles/from-cns/3295802