7月ごろ、ネオワイズ彗星(C/2020 F3)が明るくなると予想されている。
ぎょしゃ座からやまねこ座、おおぐま座、かみのけ座へと移動していき
中旬までは明け方の北東の低空に、中旬以降は夕方から宵にかけて北西の空に見える。
明るさは3等前後と予想されているが、アトラス彗星(C/2019 Y4)や
スワン彗星(C/2020 F8)のように期待されながら増光が鈍った例もあるので
慎重に推移を追っていこう。7月上旬に太陽に最接近した際に消滅せず
生き残るかどうかが、最初のポイントとなりそうだ。
7月末から8月はじめごろにも明るさを保っていれば、かみのけ座の散開星団Mel 111や
黒眼銀河M64などと接近する様子が楽しめるだろう。
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11302_ph200700