「コロナパーティー」参加の米男性が死亡、新型ウイルスを作り話と思い込む
【7月13日 AFP】米テキサス州で、新型コロナウイルスはでっち上げだと思い込んでいた男性(30)が感染者の主催した「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)パーティー」に参加した後、COVID-19に感染し死亡した。男性の治療に当たった病院の医師が12日、米メディアを通じて明らかにし、若者の感染リスクに警鐘を鳴らした。
テキサス州サンアントニオ(San Antonio)にあるメソジスト病院(Methodist Hospital)のジェーン・アップルビー(Jane Appleby)医療主任は、米メディアで報じられた動画の中で、COVID-19パーティーについて「感染したと診断された人がパーティーを主催し、友人を招いてCOVID-19に勝てるかどうか試す」ものだと説明した。
米国ではCOVID-19により、既に13万5000人以上が死亡している。アップルビー氏は死亡した男性について、「『自分は過ちを犯したみたいだ」と看護師に語っていた。痛ましいことだ」と語った。
「彼は、COVID-19は作り話だと思っていた。自分は若く、無敵で、感染しないと信じていた」
アップルビー氏は、COVID-19に感染した若者世代の中に、症状の深刻さを理解していない人が多いと警告。「それほど深刻な病状には見えないが、血中酸素濃度や検体を調べると見た目よりも重症化していることが分かる」と指摘し、感染リスクを真剣に考えるよう人々に呼び掛けた。
https://www.afpbb.com/articles/-/3293451
2020年7月13日 12:42 AFP