(要約)
・カブトガニの青白い血液から得られるライセート試薬は、内毒素を検出できる唯一の天然資源
・製薬会社は毎年およそ50万匹のアメリカカブトガニを捕獲し、血液を採取したのち海に返す
・しかし、多くの個体はその後死亡
・カブトガニを捕獲し血液を採取する作業は時間がかかるが、得られるライセートは血液1ガロン(約3.8リットル)あたり6万ドル(約640万円)になる
・ライセートに代わる合成物質リコンビナントC因子が開発されヨーロッパで認可された後に米国でも使用し始めるが米国では安全性が証明されていないとして同等には扱わないことになる
・新型コロナウイルスワクチンの製造が開始されるが米国で販売するならライセートを使用する必要が出る
・製薬会社「ライセートの供給網やカブトガニの個体群に負担をかけるものではありません」
コロナワクチンでカブトガニに危機? 保護活動家らが危惧 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
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