コミックマーケット準備会は7月12日、2020年冬に開催を予定していた「コミックマーケット99」(冬コミ)を2021年ゴールデンウイークに延期すると発表した。コロナ禍でイベント開催に制限がかかることや、東京五輪・パラリンピック延期によって一部会場が使用できなくなったことから冬の開催は困難と判断した。
同準備会は、5月に開催予定だったコミックマーケット98についても、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から3月に中止を決定。2020年にコミケが全く行われない事態となった。
「参加人数や日程の制約、その他(東京ビッグサイトの)『対応指針』に規定されている開催に当たっての各種の条件、新型コロナウイルス感染症の流行状況などを考慮し、いかなる形であればコミックマーケットを開催することができるのか、開催形態の大幅な変更を含め、さまざまな検討を続けてきた」と同準備会。
しかし、東京五輪・パラリンピックの開催延期に伴い、冬コミでの利用を予定していた東京ビッグサイト東展示棟が使用できなくなったことや、感染症対策を講じたとしても参加者が満足できない開催となる懸念があることから、「苦渋の決断」に至ったという。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2007/12/news042.html