(要約)
・三味線の最大手「東京和楽器」、8月に廃業へ
・近年の需要の低下に消費税増税や新型コロナウイルスの影響が追い打ち
・舞台公演や演奏会などが中止となり、修理や新調などの需要も止まる
・専門誌「邦楽ジャーナル」の田中隆文編集長「ものすごく大きな事件。1社の廃業でなく、日本文化の危機。修理に時間がかかるなど、いろいろなところに影響が出ると思う。文化に対する国の予算も先進国では最低。東京和楽器の職人は国の宝と考えるべきだ」
・長唄三味線の人間国宝、今藤政太郎さん「私が使っている三味線にも東京和楽器のものもあると思う」「(三味線の需要減は)何年も前から言われていたが、来るべきものが来たし、困ったことになった。私たち演奏家も三味線需要喚起のため努力していきたい」
日本文化の危機、三味線の最大手「東京和楽器」が廃業へ 需要激減にコロナが追い打ち:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/38357