アメリカ全土での抗議活動の発端となった黒人男性の死亡事件が起きたミネソタ州・ミネアポリス市の市議会は、警察の解体と再建について民意を問う住民投票を推進することを決定しました。
ミネアポリス市議会は26日、警察を解体し、新たな組織を立ち上げる改革案をめぐって、住民投票の実施を推進することを全会一致で決めました。
改革案では、現在の警察を解体した上で新たにより地域住民に寄り添うことを目指す「地域の安全及び暴力の防止担当部門」を立ち上げ、実力行使できる権限を持つ警察官はこの新たな組織の監督下に置かれます。
住民投票が実施されるかどうかは今後、市の政策委員会などの審議を経て、今年8月に決まる見通しです。
ミネアポリス市では、ジョージ・フロイドさんが警察官に拘束されて死亡した事件をきっかけに、現在の警察組織のあり方を疑問視し、解体を求める声があがっていました。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4014446.html