特別定額給付金の電子申請に必要なのだが
「特別定額給付金を司る高市早苗総務相が、マイナンバーカードの電子申請システムを使ったことがないと明かしました。にもかかわらず電子申請システムを国民に使えという方がズレています」
立憲民主党の中谷一馬衆議院議員はこう話す。
新型コロナウイルス流行による経済的負担を軽減するため、政府は全国民に一律10万円の給付を決めたが、オンライン申請に必要な「マイナンバーカード」に「使いにくい」「結局申請してから1カ月かかる」などの批判が相次いだ。自治体の中にはオンライン申請を取りやめるところも出てくるなど、混乱の様相を呈している。
マイナンバーカードの普及率はわずか16.8%
(略)
「そもそも論で、何かしらの電子申請をされた経験はありますか」
さらに、何よりショックなのが、この給付金制度を取り仕切る内閣官房トップの菅義偉官房長官、総務省トップの高市総務相がマイナポータルをこれまで使用していなかったという事実である。5月20日の衆議院内閣委員会(http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/000220120200520012.htm)では、以下のような答弁があった。
〈中谷委員 まず、そもそも論で、私、菅長官、西村大臣、高市大臣のお三方に伺いたいんですけれども、マイナンバーカードを使って、このマイナポータルで、給付金でなくてもいいです、何かしらの電子申請をされた経験はありますか。エピソードなどがあれば教えてください。
高市国務大臣 ございません。
西村国務大臣 私は、毎年確定申告を、e-Taxをマイナンバーカードを使って行っております。
菅国務大臣 私はありません〉
(以下略)
https://bunshun.jp/articles/-/38596
松岡 久蔵