ベンチャー企業開発のロケット エンジン緊急停止で海に落下
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北海道大樹町のベンチャー企業が開発した新たなロケットが14日朝に打ち上げられましたが、エンジンが緊急停止し、ロケットは宇宙空間に到達しませんでした。
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大樹町のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」は、新たなロケット「MOMO5号機」を14日午前5時15分に町内の発射場から打ち上げました。
会社によりますと、ロケットは打ち上げからおよそ1分後にエンジンが緊急停止し、海上に落下したということです。
初期の解析では到達した高度はおよそ11キロで、宇宙空間には到達できなかったとしています。
映像からもロケットは上昇の途中に姿勢が傾いたあと、海に向かって落下していく様子が確認できました。
「MOMO5号機」は全長10メートル、直径50センチで、去年7月に打ち上げた4号機と同じ大きさです。
5号機をめぐってはことし1月、通信系統のトラブルのため打ち上げが延期されていて、会社では部品の交換など機体を改修したうえで今回の打ち上げに臨んでいました。
このロケットの打ち上げは今回で5回目で、去年5月に打ち上げた3号機は高度100キロの宇宙空間に達しましたが、それ以外は目標の高度に到達していませんでした。
会社はこのあと記者会見を開いて今回の打ち上げの状況について説明することにしています。
6月14日 5時58分 NHK
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