感染が発覚したのは、ソウルのベッドタウン・京畿道龍仁(キョンギド・ヨンイン)に住む20代の男性。
5月1日午前零時から2日未明にかけては、いくつかのクラブをハシゴしていたことが問題を深刻化させた。
「ブラック睡眠部屋」とは?
さらに今回のクラスターへの対策を複雑にしているのは、その20代男性が歩き回ったクラブのうち、「キング」など3カ所が、いわゆる「ゲイ・クラブ」だったことだ。
さらに深刻なのは、クラブで感染した者の一部が「ブラック睡眠部屋」と呼ばれる男性同性愛者専用の休憩所にも立ち寄っていたことだ。「ソウル新聞」電子版(5月10日付)は、この「ブラック睡眠部屋」について次のように説明している。
「ブラック睡眠部屋は“チムバン”という名称で呼ばれ、男性同性愛者が性的欲求を解消するために使う場所だ。
夜になるとさらに賑わい、金曜日から日曜日までは足の踏み場もないほど多くの人が訪れる。少人数が使用できるこぢんまりした部屋から、大人数が入場できる開放された空間までそろっている。
薄暗い部屋では性行為が主目的であるため、手指消毒剤の使用やマスク着用など基本的な生活防疫はほとんど守られていない。
匿名の男性と性行為をする空間なので、入場客は個人情報が公開されやすいクレジットカードより現金を好む」
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https://bunshun.jp/articles/-/37747