<新型コロナ>許されぬ…さいたま市議会だより大量廃棄へ「外出自粛なのに表紙がBBQ」高額費用、無駄に
2020/4/28 09:50 (JST)4/28 11:39 (JST)updated
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埼玉県のさいたま市議会の市議会だより「ロクマル」が市内の全戸に配布される直前に中止されたことが27日、分かった。表紙に「行楽地でのバーベキューの様子」が描かれていることから、新型コロナウイルスによる外出自粛を市民に要請している中で、多数の議員から疑問視する声が上がったという。発行された約61万2千部の大部分が廃棄される見通しで、企画編集と印刷費用だけで計約470万円が無駄になるとみられる。
議会局秘書課によると、「ロクマル」は定数60からの名称で年4回発行され、市内全戸にポスティングされる。今回の「82号」は12ページで61万2千部を発行。今月下旬から配布される予定だった。「あの提言どうなった?」で市議会の行った提言が新年度予算にどのように反映されたかを検証したり、各会派の議員による代表質問をQ&A方式で6ページにわたって掲載、常任委員会の活動も報告している。
企画編集費は114万7300円、印刷費は354万7764円(いずれも税込み)。ポスティングをする配布業者へのキャンセル料も今後支払う必要がある。約3500部を公共施設に配布し、保管される一部を除き、大部分は廃棄するという。
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