【アベノ不況】GDP「4~5月はさらに厳しい」…個人消費・輸出落ち込み1~3月期0・9%減
2020/05/18 11:45
内閣府が18日発表した2020年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値によると、物価変動の影響を除いた実質GDP(季節調整値)は19年10~12月期に比べて0・9%減、このペースが1年間続くと仮定した年率換算は3・4%減だった。
新型コロナウイルスの感染拡大で個人消費や輸出が落ち込み、消費増税の影響を受けた前期に続く2四半期連続のマイナス成長となった。
2四半期連続のマイナス成長は、中国の景気減速などの影響があった15年7~9月期と10~12月期以来、約4年ぶり。
西村経済再生相は記者会見で「4~5月はさらに厳しい状況になる。当面、経済は相当程度落ち込むことが想定される」と語った。
GDPの半分以上を占める個人消費は0・7%減で、前期(2・9%減)に続くマイナスだった。感染対策で外出自粛が広がり、宿泊や外食などサービス関連の消費が急減した。
店舗の休業や営業時間の短縮で、衣料品や自動車などの販売も低迷した。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200518-OYT1T50084/