米大使館が帰国強く促す 安倍政権のコロナ対応にダメ出し
足元の同盟国がシビレを切らした――。在日米国大使館は3日、HP上で日本に滞在する米国人に対し、強く帰国を促す通知を出した。日本での新型コロナウイルスの感染急増を受けてのものだが、日本政府の対応のマズさをズバリ指摘している。
〈幅広く検査を実施しないという日本政府の決定によって、新型コロナウイルスの罹患率を正確に把握することが困難になっている〉
〈今後数週間にわたり、医療体制がどのように機能しているかを予測するのが難しい〉
政府は、今月1日にPCR検査は1日9000件以上実施できる態勢を整えたとしているが、厚労省によると、同日の検査実施件数はわずか3604件にとどまっている。
安倍首相は2日の衆院本会議で、「全相談件数に占める検査実施の報告件数が少ない都道府県については、背景や事情をフォローアップする」と語り、実態調査に乗り出したようだが、「検査過少」は2月から幾度も指摘されてきたではないか。何をいまさら――。
見たくないものにフタをするのは安倍政権の特徴だ。検査を実施せず、感染の実態から目をそらしてきたツケは、間違いなく国民に回ってくる。
(写真はソースで)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/271425
公開日:2020/04/04 14:50 更新日:2020/04/04 17:23