東京五輪の再延期の可能性を指摘 高橋理事「コロナ次第。変更またある」
2020年3月30日 21時7分スポーツ報知
https://hochi.news/articles/20200330-OHT1T50218.html
東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之理事(75)が30日、都内で行われた理事会後に取材に応じ、来年7月の開幕が決まった東京大会について、今後の新型コロナウイルスの感染状況によっては、再延期の可能性もあるとの考えを示した。
「今はコロナ次第だからね、わからないよ。とりあえずね、(延期開催の時期を)決めておかないと困るでしょ」と話した。「2年を主張していた。1年になったが?」と問われると「とりあえず、でしょ。コロナの様子をみて、変更とかまたあるんじゃないですか。それはしょうがない」と語った。
高橋理事は10日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)でインタビューで「来年のスポーツイベント予定は大半が固まっているため、延期の場合は2年後の方が最も調整しやすい」と述べていた。組織委の森喜朗会長が11日に緊急会見を開き「とんでもないことをおっしゃったな、と。『口が滑ってご迷惑をかけた』と言っていたが、軽率な発言は厳に慎んでほしいと言った」と不快感を表明。その後、24日に延期が決まった。