一夜にして水浸しになった武蔵小杉のタワマンは、今も完全復旧していない。まだ表面化していない問題も山積している。災害大国日本で、同じ悲劇があなたの家を襲っても不思議ではない。
仮駐車場まで徒歩40分
「電気や水道はすでに復旧しています。でも、すべてが元どおりになったわけではありません。背伸びして買ったマンションだから、別のところに引っ越す貯金も今のところないし、ひとまず住み続けるしかないですよね」
こう語るのは、川崎市中原区・武蔵小杉駅前の「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」(以下、パークシティ武蔵小杉)に住む60代男性だ。
「台風が来た日は『1階が浸水している、排水を手伝って欲しい』と、館内放送が流れたほどです。台風が去った後、大変だったのはトイレ。高層階が水を流すと低層階の下水が逆流する恐れがあるとして、使用禁止になりました。
水が止まっているうちは、30階以上も階段で降りて、1階の非常時に利用可能なトイレを使うか、近所の施設まで借りに行くしかなかった」(前出の住民)
「武蔵小杉ナンバーワン」と誉れ高かった人気タワマンの悲劇。現在の住民の生活を見ると、完全復旧どころか、まだ修復されていない箇所もあった。工事が進んでいないばかりか、その費用が保険でカバーされるかもわからないと住民は言う。
長めなので以下ソースでお願いします。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70025