夫婦殺傷、妻殺害容疑で男を再逮捕…「好きだった」
岡山市中区の民家で住人夫婦が包丁で襲われ、妻の中出一枝さん(45)が死亡した事件で、岡山県警は22日、別の民家への住居侵入容疑で逮捕した同市中区倉田、アルバイト米井敏樹容疑者(31)を一枝さんに対する殺人容疑で再逮捕した。調べに対し、「命を奪おうとは思っていなかった」と殺意を否認しているという。
発表などでは、米井容疑者は18日午前3時頃、自室で寝ていた一枝さんの腹部などを包丁で十数回刺し、殺害した疑い。司法解剖の結果、死因は失血死だった。
米井容疑者は一枝さんと同じ中区のスーパーに勤務しており、「一枝さんのことが好きだった」と供述。県警は交際の事実を確認しておらず、米井容疑者が一方的に好意を寄せていた可能性もあるとみて調べる。
一枝さんは夫の友正さん(50)と2人暮らし。事件当時、別の部屋で寝ていた友正さんも左腕などを包丁で切られ、重傷を負った。
岡山地検は22日、事件直後に現場近くの民家の庭に侵入したとする住居侵入容疑について処分保留とした。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200122-OYT1T50144/