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南アフリカのカラハリ砂漠(Kalahari Desert)で英国製の超音速自動車「ブラッドハウンドLSR(Bloodhound Land Speed Record)」が試運転を行い、自動車の最速記録の時速1228キロメートルに挑んだ。
試運転は昨年10月下旬から11月中旬に行われ、ブラッドハウンドは時速1010キロを記録した。
主任技術者のマーク・チャップマン(Mark Chapman)氏は、ブラッドハウンドには「フォーミュラワン(F1)の要素」と「ジェット戦闘機の要素」があると表現する。
エンジンは英エンジンメーカー、ロールスロイス(Rolls-Royce)製で、かつて英空軍(Royal Air Force、RAF)の戦闘機ユーロファイター・タイフーン(Eurofighter Typhoon)に積まれていたものを再利用している。
チャップマン氏は、「時速1600キロで走るように設計された車だ」と述べ、同高度で比較すると、最高時速はユーロファイター・タイフーンより400キロほど速いと説明。「大きな課題は空気力学で、地面の走行を保ち続けることだった」と開発時の苦労話を明かした。
ブラッドハウンドは調整や新エンジン搭載などを経て、2021年半ばまでに再度カラハリ砂漠で試運転を行う予定。
目指すは時速1600キロ 超音速自動車「ブラッドハウンド」が試運転 写真16枚 国際ニュース:AFPBB News
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