【東京】農林水産省は8日午前、沖縄県うるま市の農場で飼育されている豚から豚コレラ(CSF)が検出されたことを受け、同省で防疫対策本部を開いた。江藤拓農相は感染したのが沖縄固有種の「アグー」であることを明らかにし、「大変な打撃となる可能性が否定できない」と述べた。
江藤氏は、イノシシによる感染とされていた本土のケースと比較し、「沖縄では野生のイノシシにCSFの感染は確認されていない。今までとはかなり違う事態だ。感染経路も含めて、高い緊張感をもって対応しなければならない」との認識を示した。
30人程度の獣医師を派遣を検討していることも明らかにし、「最低限での封じ込めに全力を尽くしたい」と述べた。
江藤氏は同日、沖縄入りし、玉城デニー知事と防疫対策などに関し意見交換する。那覇空港や那覇港の水際検疫の実施状況も視察する。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/519355