レーシングドライバーの中谷明彦さん(62)が8日に中国の北京でサーキット走行を取材撮影中に、撮影用ドローンが車両のフロントガラスを突き破って顔面に激突。右目に大けがを負った。9日に自身のフェイスブックで明かした。
「右顔面と右目に大けがを負い、現在飛行機の減圧により眼球破裂が懸念されるため、予定していた本日の帰国にドクターストップがかかりました」としている。
中谷さんは武蔵工大(現東京都市大)出身。全日本F3000に参戦していた1992年にはF1ブラバムチームと選手契約を結んだが、F1参戦に必要なスーパーライセンスが国際自動車連盟から発給されず、F1デビューを果たせなかった。
理論派のドライバーとしても知られ、座学でレーシングテクニックを学ぶ「中谷塾」を主宰。F1に参戦し、米インディカーで現役を続ける佐藤琢磨を輩出した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200109-00010048-chuspo-spo