【令和元年 回顧】池袋暴走事故で妻子失った松永さんの思い
高齢運転者による死亡事故、あおり運転後の暴行事件―。今年は車に関連する痛ましく悲しい事故・事件が相次いだ1年だった。特に、東京・池袋で4月に発生した当時87歳の男による暴走死傷事故は社会に大きな衝撃を与え、課題を投げ掛けた。
事故で妻の真菜さん(当時31)、長女の莉子ちゃん(同3)を失った男性(33)はスポーツ報知のインタビューに対し、当時から現在に至るまでの思いを告白した。
(中略)
◆東池袋暴走死傷事故 2019年4月19日午後0時25分頃、東京都豊島区東池袋4丁目の都道を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(当時87)が運転する乗用車が時速約100キロで暴走。
自転車で横断歩道を渡っていた主婦・松永真菜さんと長女の莉子さんをはねて死亡させ、通行人ら9人に重軽傷を負わせた。
重大事故にもかかわらず加害者が逮捕されなかったため(11月に書類送検)、世論には「上級国民に対する警察の忖度では?」といった声が相次いだ。
https://hochi.news/articles/20191228-OHT1T50107.html