前段略
「維新は2人の元都議が19年夏の参院選で議席をとり、東京で政治塾を開催し、地盤を築き始めています。当の橋下氏も政治から離れて4年たっており、そろそろ現場に戻りたい頃でしょう。
ただ国会議員をバカにしており、総理が前提でない限り国政進出はありえない。政党の支援なしで知事に当選できるのは、今や彼くらいで、維新の大阪府知事や大阪市長と良好な関係にある小池氏としても、安心して譲ることができる」
橋下氏は大阪府知事、大阪市長時代、記者の質問が出なくなるまで会見を続けるなど、狂気じみた仕事ぶりで知られた。都職員はこう危惧する。
「小池知事も役人を振り回しましたが、橋下さんはそれ以上でしょう。ようやく小池知事のペースをつかんできたので、どうせならこのまま居座ってほしいと考えているのです」
では、小池氏はどうするのか。ズバリ、国政復帰だ。
「そもそも飽きっぽい小池氏のことですから、五輪後に電撃辞任すると見られていましたが、今回の長期戦略のスケジュールで現実味を帯びてきました。
衆議院解散は2020年のどこかのタイミングで行うと見られており、五輪後となれば、小池氏の衆院出馬は濃厚。
その頃、小池氏は68歳。福田康夫氏が72歳で総理の座についたことを考えると、まだ野心は捨て切れないはず。『ポスト安倍』に名乗りを上げるのでは」(前出の記者)
都知事選、五輪を控えた2020年。都庁職員の気が休まることはなさそうだ。
https://www.cyzo.com/2019/12/post_227243.html