大阪市は条例に基づき、全国で初めて人種差別などを煽るヘイトスピーチをした2人の氏名を公表しました。
大阪市は2016年に、人種差別などを煽るヘイトスピーチを抑止するため、審査会がヘイトスピーチに該当すると判断すれば、発信者の氏名を公表できる条例を施行しています。
大阪市が氏名を公表した栗田香氏は、インターネットで”まとめサイト”「保守速報」を運営し在日韓国・朝鮮人に対して「日本から出て行けよ」などと不適切な文章を掲載しました。
また大阪府内の政治団体の川東大了代表は、JR鶴橋駅で「朝鮮人に気をつけろ」などと街宣活動をし、インターネットに音声ファイルを掲載しました。
これを受け氏名の公表を訴えてきた団体が会見を開きました。
【ヘイトスピーチを許さない!大阪の会宋貞智代表】
「ようやくここまで来たなという気持ち(ヘイトスピーチが)悪なんだと公的機関が発表したのは非常に意義深い」
大阪市によるとヘイトスピーチで氏名を公表するのは全国で初めてだということです。
https://www.ktv.jp/news/articles/404114b0716a4641944fe8ec3bac6824.html