大嘗祭の国費支出、審理差し戻し
一審判決に法令違反
皇位継承に伴う「即位の礼」や「大嘗祭」への国費支出は憲法が定める政教分離原則などに反するとして、宗教関係者らが支出差し止めを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(足立哲裁判長)は24日、訴えを却下した一審判決を取り消し、東京地裁に審理を差し戻した。
原告側は信仰の自由を侵害する恐れを主張していたが、一審東京地裁判決はこの点について判断しておらず、高裁は「手続きに法令違反がある」とした。
6月の地裁判決は原告側が別に主張した「納税者基本権」に基づく差し止め請求だけを取り上げ「訴えは不適法」と退けていた。
原告側は国を相手に損害賠償を求める訴訟も起こしている。
https://this.kiji.is/582154375800341601?c=39546741839462401
2019/12/24 19:33 (JST)12/24 19:39 (JST)updated
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