否認から一転、ミスター東大ファイナリストが謝罪。
稲井大輝被告(26)「間違いありません。申し訳ありませんでした」
25日、法廷で謝罪したのは、30代の女性に性的暴行を加えた罪に問われている現役東大生・稲井大輝被告。
事件当初から否認し続けていた罪を一転して認めた理由とは。
東大生ユーチューバーとして、いわゆる“ナンパ動画”などを投稿していた稲井被告。 2014年には、東大男子No.1を決めるコンテストで、上位5人のファイナリストに選ばれた。
事件を起こしたのは、2018年9月15日の早朝。 自身が住む東京・新宿区のマンションで、面識のない30代の女性に性的暴行を加えたとして、強制性交の罪で起訴された。
当時、何杯飲んだか記憶にないほど酒に酔い、取り調べには「覚えていない」などと容疑を否認。 しかし、2018年11月の初公判で、弁護側は認否を留保し、非公開の協議を続けてきた。
そして、初公判から1年以上たった25日、稲井被告は、上下黒のスーツに黒いネクタイ姿で出廷。 起訴内容を認め、謝罪した。
また、事件の原因について問われると、「根本的に他人への思いやりの欠如と慢心、おごりがありました」と話した。
検察側は、懲役5年を求刑。 一方、弁護側は被害者と750万円で示談が成立しているなどとして、執行猶予付きの判決を求めた。 判決は、2020年1月30日に言い渡される予定