「パーティーについて何も答えることはありません」
一方の国士舘は、
「当日は、招待者以外にもお祝いに駆けつけてくださった方々が数名おり、お名前だけを伺い、急きょ座席を設けて対応しております。当該人物(暴力団会長)についても、身分・所属等の確認までは行わずに座席を設けた次第です」(理事長室広報課)
さすがのNSS局長の情報網をもってしても、「招かれざる客」を察知することはできなかったということか。それにしても、「飛び入り反社」を着席式の宴席にノーチェックで招き入れてしまうような警備の緩いパーティーに、「安全保障のプロ」が安易に足を運んでいたと思うと、我が国の治安に一抹の不安が……。
北村氏が真のプロならば、国士舘に「正しい危機管理術」を説いてあげてはいかがだろうか。
「週刊新潮」2019年12月12日号 掲載
(了)