62歳の北村氏は、安倍総理の「側近」として知られる警察官僚で、内閣情報官を経て9月には「日本のCIA」とも畏(おそ)れられるNSS(国家安全保障局)の局長に就任している。まさに彼は、我が国の安全保障を司るトップ官僚と言えるわけだが、
「実はそのパーティーには、国士舘のOBでもある住吉会系暴力団の会長が出席し、彼と北村さんはほんの数十メートルの距離でニアミスしていたんです」(同)
『暴力団』(新潮新書)等の著書があるノンフィクション作家の溝口敦氏曰く、
「その暴力団は歌舞伎町を仕切っている武闘派ということで、ヤクザ業界で一目置かれていて、分裂前の山口組も、新宿に行く際はそこに挨拶する慣習があったと聞きます」
着席式なのに飛び入り
萩生田、西村両大臣はともかく、そんな「強面(こわもて)の反社」と国の安全を守る警察官僚の北村氏が「同席」していたとなれば、我ら庶民は何を信じていいのか分からなくなってしまう。そこで北村氏に書面で取材を申し込んだものの梨のつぶて。最近流行(はや)りのシュレッダーにかけて本誌(「週刊新潮」)の取材申込み書を処分したのではないかとの疑念が生じたため本人に直撃したところ、