10月に体の半分が脱皮し「全て脱皮すれば世界初」と期待されていた、三重県の鳥羽水族館の深海生物「ダイオウグソクムシ」が10日、残り半分の脱皮を残して死んでしまいました。
鳥羽水族館によりますと、10月に体の後半分が脱皮したダイオウグソクムシが、水槽の中で死んでいるのを午前9時50分に飼育員が見つけたということです。
「ダイオウグソクムシ」は後半分の脱皮の後、前半分が脱皮するとされ、この個体は、世界で5例目となる後半分の脱皮に成功し「世界初の完全脱皮」に期待が寄せられていました。
「今回、鳥羽水族館としては3回目の脱皮例だった。過去2例に比べて順調に進んでいたので残念な気持ちが大きい」（鳥羽水族館 森滝丈也さん）
水族館は「ダイオウグソクムシ」を解剖用の冷蔵庫で保存し、死んだ原因を詳しく調べるとしています。
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