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フィンランドの与党・社会民主党は8日、先週辞任した前首相の後任を決める投票を行い、34歳のサンナ・マリン元運輸・通信相を選んだ。世界最年少の現職首相になる。フィンランドの中道左派連立5党はこれでいずれも、女性が党首になる。
フィンランドでは3日、優勢改革をめぐる大規模な郵便ストへの対応を批判されたアンティ・リンネ前首相が、連立与党・中央党からの不信任を受けて辞任した。
マリン氏は今週中に就任する見通し。ほかに30代の現職首相には、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相(39)とウクライナのオレクシー・ホンチャルク首相(35)がいるが、34歳のマリン氏が世界最年少となる。
「信任を取り戻すために、やるべきことはたくさんある」と、僅差で勝ったマリン氏は記者団に話した。自分の年齢について質問されると、「自分の年や性別について考えたこともない。自分が政治の世界に入った理由や、有権者の信頼を得てきた理由について、考えている」と答えた。
フィンランドの女性首相はマリン氏で3人目となる。
今年4月の総選挙で第一党となった社会民主党が、連立政府の長となる首相を指名することができる。
フィンランドの連立与党5党の党首が全員女性になるとツイートする人もいた。
フィンランドの放送局YLEによると、マリン氏はシングルマザーの母親に育てられ、家族の中で初めて大学に進んだ。
フィンランドは現在、輪番制の欧州連合(EU)理事会議長国。
フィンランドで世界最年少の現職首相誕生へ 34歳女性のマリン氏 - BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/50709960