ニラとスイセンを間違え食中毒 愛媛の男性2人
愛媛県薬務衛生課は5日、八幡浜保健所管内で50代と80代の男性2人がスイセンと思われる植物を食べ食中毒になったと発表した。2人は嘔吐(おうと)や下痢の症状があったが、快方に向かっているという。スイセンは誤って食べて食中毒になるケースが多い植物で県は注意を呼びかけている。
県によると2人は親子で、父が3日に河川敷に自生していた植物をニラと思って採取し、自宅で寄せ鍋の具材として2人で食べたところ、約30分後に嘔吐や下痢の症状が出たため、救急搬送された。聞き取りなどから同保健所がスイセン(推定)を原因とする食中毒と断定した。
スイセンはニラのほか、ノビルやタマネギとも間違えやすいとされる。県は死亡例もあるとして、家庭菜園や畑などで野菜と観賞用植物を一緒に栽培しないよう、また食用と確実に判断できない植物を食べるのはやめるよう注意喚起している。
https://mainichi.jp/articles/20191205/k00/00m/040/183000c
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