東京・池袋で赤信号を無視して車を暴走させ、横断歩道を渡っていた母子を死亡させた他、男女8人に重軽傷を負わせた飯塚幸三容疑者。事故から7カ月を経た今月12日、過失運転致死傷罪の容疑で在宅のまま書類送検された。
これまでに見せた飯塚容疑者の〝反省ゼロ〟な態度に世間は反感を爆発させているようだが、いわんや本当に〝反省ゼロ〟を確定付ける〝ある事実〟が話題だ。
飯塚容疑者が〝上級国民〟と呼ばれるゆえんは、旧通産省工業技術院の院長を務め上げ、2015年11月に〝公共的な業務に長年にわたり従事して功労を積み重ねた者〟に対して送られる「瑞宝重光章」を受章していること。
書類送検までに時間を要したのは、〝勲章持ち〟で各方面に忖度が生じているからだとも揶揄されている。しかし、実はこの勲章、〝自主返上〟が可能なことはご存じだろうか。
「明治時代までは、いかなる理由があろうとも返上は認められていませんでしたが、第2次世界大戦終了ごろからは〝特別な理由〟がある場合に限り認められるようになりました。
〝特別な理由〟とは、昭和20年11月28日に閣議決定されたもので、2つあります」(全国紙記者)
《一 栄典ヲ受有スル者其ノ行為ニ顧ミ恐懼責任ヲ痛感シ謹慎ノ微衷ヲ表シ公的生活ヨル引退スルコトヲ切望シ因テ返上ヲ請願スル場合》
《二 栄典ヲ受有スル者其ノ境遇ニ顧ミ恐懼責任ヲ痛感シ因テ返上ヲ請願スル場合》
現代語に要約すると、
1、本人がその行為を省みて、恐れかしこまり、責任を痛感し、謹慎の意向を示し、公的な生活から引退することを切望している場合
2、本人がその境遇を省みて、恐れかしこまり、責任を痛感している場合
ということだ。
「つまり、飯塚容疑者が本当に反省していて、少しでも誠意を見せようとするならば、勲章を返上するべき。
内閣府は書面申請だけでなく電子申請・届出システムも導入していますから、飯塚容疑者のような身体不自由者でも自宅から簡単に申請できます」(同・記者)
以下ソース
https://myjitsu.jp/archives/100064
2019.11.16 19:01 まいじつ