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自民党内では常識?
なお、同様の"疑惑"は他の自民議員にも向けられた。田村氏は複数のブログ記事から、党内での地元後援会員の招待が常態化していると推測する。
> 「地元福井の後援会の皆様も多数お越し下さり、たいへん思い出深い会となりました」(稲田朋美衆院議員の14年4月16日付記事)
> 「『桜を見る会』にて地元女性支援グループの皆さんと」(世耕弘成参院議員の16年後援会レポート)
> 「役職ごとに案内状が割り当てられます。参加するにはこの案内状が無ければ入場できません。今回は限られた少数の案内しか入手できず、残念ながら後援会の皆様にご案内することができず、やむなく我が陣営は不参加ということになってしまいました」(松本純衆院議員の13年4月20日付記事)
> 「今年は平素ご面倒をかけている常任幹事会の皆様をご夫婦でお招きしました」(萩生田光一文部科学相の14年4月18日付記事)
「税金の私物化、権力の私物化は明らか」
政府は19年10月15日、桜を見る会は「内閣総理大臣が各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃の御苦労を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事として開催しているものであり、意義あるものと考えている」とする答弁書を閣議決定している。
しかし11月8日の予算委員会では、招待者の明確な選定基準が示されず、出席者のリストはすぐに廃棄されていることも分かり、SNS上では「税金の私物化、権力の私物化は明らか」と批判が渦巻いた。
さらに、前述の藤井氏、友田氏の記事が削除されたため、「やましいことがなければ、削除する必要はない」「証拠隠滅って事だね」と波紋を広げている。藤井氏は18年の記事に加え、14年の記事「桜を見る会に参加して」も消している。
藤井氏は11日、J-CASTニュースの取材に、削除は自らの判断だと明かし、「予算委員会の日に、いろんな声を頂いたというかね、話題になったもんで、何らやましいことをしておりませんけど、騒動に巻き込まれるのは嫌だから削除いたしました。もう一つは、ほかの人の名前を出していましたのでその人に迷惑がかかってはいけないので」と話した。