「自分のおしっこまいた」明石の異臭騒ぎ、強烈な刺激臭は数年たった尿
JR明石駅前で10月26日昼、「強烈なアンモニア臭がする」との通報で消防車が出動した異臭騒ぎで、現場に残された液体を兵庫県警明石署などが詳しく調べた結果、
当初の簡易鑑定で判明した毒性のある物質は検出されず、「人の尿のような成分」が検出されたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、明石署に器物損壊の疑いで逮捕されたアルバイトの男(42)=明石市=が「自分のおしっこをまいた」と供述しているという。まかれた尿は少なくとも数年たっているとみられる。
明石署は同容疑で送検する方針。
明石市消防局の簡易鑑定では、現場の植え込み付近で見つかった液体から毒性のある亜ヒ酸ナトリウムと過塩素酸アンモニウムが検出され、同署は毒劇物法違反の疑いも視野に調べていたが、兵庫県警科学捜査研究所の鑑定では検出されなかったという。
男は当初、「栄養になると思い、肥料としてまいた」
「5年以上前に母親からもらい、捨てるのがもったいなかった」などと供述していた。
現場は商業施設が立ち並ぶ繁華街。刺激臭で一時騒然となり、周辺の植え込みの一部が伐採された。
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