不動産賃貸大手のレオパレス21は、アパートなどの施工不備の問題を受けて、7日、来年3月期の業績予想を下方修正しましたが、8日になって算定に誤りがあったとして訂正しました。最終的な赤字額は304億円に拡大する見通しです。
レオパレス21は、アパートの耐火構造が法律の基準を満たさないなどの施工不備が見つかり、この問題への対応で補修工事などの費用が膨らんだなどとして、来年3月までの1年間の業績予想を7日下方修正しました。
しかし、一部に算定のしかたに誤りがあったとして、8日になって業績予想を訂正したと発表しました。
7日273億円としていた最終赤字の見通しは、正しくは304億円だということです。
売り上げや営業利益については、変更はないとしています。
会社によりますと、前払いした税金が戻ってくることを見込んで、資産として計上できる「繰り延べ税金資産」の算定のしかたに誤りがあったということで、監査法人からの指摘で明らかになりました。
会社は「投資家や関係者の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありません。再発防止に努めます」としています。
レオパレス 算定ミスで業績見通し訂正 赤字は304億円に拡大 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191108/k10012169601000.html