「その話を他にばーってしちゃうと、他の人もそういうところがこの会社の弱点なんだと知るじゃないですか。それって会社にとっては良くないじゃないですか」
訴状では、他にも上司らは同僚と法律知識を共有することは敵対行為とみなすとして、次のように話したという。
「そういう考え方があるよって、弁護士事務所行ったらとか、相談してきたら、裁判起こしたらという風に知恵をつけることが敵対行動だと思っているんですね」
また、男性が会社の違法行為を告発する気があるのかを確認。上司らは、男性の正義感や遵法精神について繰り返し質問したとする。
「じゃあ例えば、DMMが契約を他の会社と結ぼうとしている時に、グレーな話で、僕らがもしかしたら何かの法に触れて違法なことを、違法というかグレーなところに関わってしまう契約だった時に、そこの部分はそういう考えがあるというのを教えるということですか、相手方に?」
男性はこれらの会話をすべて録音していた。