古賀茂明 元経産官僚「実は先進国入りしていなかった日本」
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例えば、昨年度までは、大企業であっても、残業規制はないに等しく、事実上の青天井だった。その理由は、企業が困るからだ。
また、世界には存在しない「サービス残業」という言葉は、「働いたのに賃金を払わない」ということだから、他の国なら賃金不払いで犯罪なのに、日本では「よくあるよね」で済まされていた。賃金不払いは日本でも建前上は犯罪なのだが、本気で取り締まったら「中小企業が潰れる」という理由でほとんど野放し。その陰で大企業でさえサービス残業は長らく放置されてきた。労働者よりも企業経営者を優先してきたのだ。
これは、「企業活動よりも人を大切にする」「企業や力のある者が困っても公正なルールが厳格に執行される」という先進国の第1条件と第3条件に真っ向から反する状況だ。