【9月29日 AFP】フランス南西部トゥールーズ(Toulouse)で28日、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領の政策に抗議する「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動のデモが行われ、1000人近くが参加した。警察はデモ隊を解散させるため、催涙ガスや放水銃を繰り返し使用した。
南部モンペリエ(Montpellier)でも同様のデモが行われ、約300人が警官隊とにらみ合い、衝突も起きた。現地警察によると、警察官4人が軽傷を負ったほか、物を投げつけるなどしたとしてデモ参加者9人を逮捕した。
トゥールーズ警察は、デモ隊の一部が警官隊に物を投げつけたため、5人を逮捕したと発表した。
首都パリでは、黄ベスト運動のデモ参加者の一部が気候変動への対策を求めるデモに合流した。
黄ベスト運動は9月の一連のデモで復活したが、昨年末から今年前半にかけての勢いは取り戻せていない。
フランス政府は26日、90億ユーロ(約1兆円)超の家計向け減税を盛り込んだ2020年度予算案を発表していた。(c)AFP
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