第17回世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)は27日、女子マラソンが行われ、厳しい暑さと湿度に体力を奪われて優勝候補の多くが途中棄権する中で、ケニアのルース・チェプンゲティッチ(Ruth Chepngetich)が大会初制覇を果たした。
エチオピアの有力選手3人が中間点に到達できないなど大勢の選手が脱落する中、2時間32分43秒でレースを制した世界ランク1位のチェプンゲティッチは、「理性を保った。簡単ではなかったけど」とすると、「うそみたい。とても驚いている」と喜んだ。
大会連覇を目指していたバーレーンのローズ・チェリモ(Rose Chelimo)が銀メダル、ナミビアのヘラリア・ジョハネス(Helalia Johannes)が銅メダルに輝いた。
2位に入ったチェリモは疲れ切った様子で「暑すぎた」と話すなど、過酷なコンディションで行われたレースでは、20人以上が途中棄権。一部の選手が救急車や車いすで運び出される場面も見られた。
「暑すぎた」 棄権続出の女子マラソン、チェプンゲティッチが世陸初V 写真10枚 国際ニュース:AFPBB News
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