トランプ米大統領は11日、香りや味の付いた蒸気を吸う電子たばこについて、ほぼ全ての販売を禁止する方針を表明した。若者の間に急速に浸透し、使用との関連が疑われる死亡例が相次ぐなど社会問題化している。トランプ氏は「子供が被害を受けてはならない」と訴え、規制の必要性を強調した。
日本でも電子たばこは販売されている。米国で規制が広がれば、日本にも影響が出る可能性がある。
電子たばこは、風味の付いた液体を、電池を内蔵した専用器具で加熱し、発生した蒸気を吸い込む嗜好(しこう)品。ガムやメンソール風味といった「フレーバーたばこ」の中にはニコチンを含まないものもあり、未成年者の間で流行している。
トランプ氏はアザー厚生長官らとホワイトハウスで会談。アザー氏は記者団に「(販売禁止へ)最終的な指針を数週間でまとめる」と説明した。たばこ風味を除く大半が対象となるという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091200181&g=int