40 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/14(土) 08:50:09.84 ID:57Wn51eq東京新聞:非常用電源 20時間が限界 人工呼吸器の女児、停電の恐怖:社会(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019091402000155.html
台風15号による千葉県の停電で、人工呼吸器が欠かせない難病の小学生のピンチを、通所施設の所長が救った。非常用電源は20時間しか持たない。電気が回復しないまま不安な思いで半日を過ごした親子は、停電を免れた施設に身を寄せ、危機を乗り切った。
同県佐倉市の小学一年生矢沢佑奈(ゆうな)ちゃん(6つ)は「アイカルディ症候群」と呼ばれる難病で、寝たきりの状態。生後八カ月から、のどに人工呼吸器を装着しており、会話も難しい。
暴風が吹き荒れた九日未明、矢沢さん宅では庭先のバイクが大きな音とともに倒れ、隣家からは屋根の一部が舞ってきた。午前四時、ニュースを見ていたテレビが突然消え、停電した。
母博美さん(43)は「数時間もすれば停電は直るだろう」と思っていたが、昼を過ぎても電気は戻らず、非常用電源の残量が減っていく。「深夜には切れちゃう」
刻々と過ぎる時間に焦りを覚え、佑奈ちゃんが普段通っている市内の重症心身障害者の通所施設「重心通所さくら」に電話で問い合わせると、竹内耕所長(53)は快諾してくれた。車で十分ほどの距離だが、停電を免れていた。
信号機が消え、交差点に車があふれ返っていた同日夕、博美さんは佑奈ちゃんを車に乗せて施設に駆け込んだ。非常用電源が切れたら、手押しの器具で空気を送り込むことも考えたという博美さんは「こんなに長引くとは思わなかった」と振り返った。
充電を終えると、竹内所長は「泊まっていきませんか」と提案。「自分で体温調整するのが難しい佑奈ちゃんをエアコンが効かない自宅に戻すのは良くない」という思いからだった。竹内所長も急きょ泊まり込み、一家に寄り添った。初めは不安な表情を浮かべた佑奈ちゃんだったが、落ち着きを取り戻して眠った。
矢沢さんの自宅は十一日には停電が解消、施設に二泊して帰宅できた。だが、十三日午後六時現在、市内ではまだ四千戸で停電が続く。
博美さんは、スマートフォンで停電の解消情報や災害マニュアルを送ってくれたママ友や、駆け付けてくれた旧知の看護師らの存在も挙げ、「備えをしていたはずなのに足りなかった。いろんな人に助けられた」と感謝を繰り返した。
◆障害者らの避難受け入れ 千葉市施設、介護者の宿泊も可能
停電の復旧が進む千葉市では、公民館などの避難所で過ごすのが難しい市内外の障害者らを受け入れている施設もある。
同市若葉区の障害者福祉施設「千葉市桜木園」=電043(231)5865=では、自宅が停電し、人工呼吸器などの利用が困難になっている重症心身障害者や、その介護者の避難を受け入れている。宿泊も可能。
市民の要望を受け、市も11日から、中央区千葉寺町の市ハーモニープラザ=電043(209)8825=に福祉避難室を開設。保健師1人を常駐させ、寝たきりの高齢者や障害者が過ごせるよう備えている。
41 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2019/09/14(土) 08:52:45.43 ID:57Wn51eq東京新聞:復旧なお2週間程度 東電発表、千葉停電16万8000戸:社会(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019091402000153.html
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/images/PK2019091402100062_size0.jpg
停電が続く千葉県富津市=13日午後7時29分、本社ヘリ「あさづる」から(坂本亜由理撮影)
台風15号による大規模停電で、東京電力パワーグリッド(PG)は十三日、千葉県内全域での停電復旧はおおむね二週間以内になるとの見通しを明らかにした。一部地域は被害が甚大で、全戸で完全復旧と言えるまでには「二週間を超えるかもしれない」とした。市民生活に重大な影響を及ぼす停電はさらに長期化。東電PGは「台風の規模が今まで以上に大きかったことを考慮に入れず、過小な想定をしてしまった」と釈明した。
経済産業省は、台風15号の影響で、千葉県を中心に電柱二千本が倒壊や損傷したと推計した。千葉県によると、停電が続く君津市の特別養護老人ホーム(特養)の入所者女性(82)が十二日、熱中症の疑いで死亡した。停電に伴う熱中症疑いの死者は三人となった。
東電PGの金子禎則(よしのり)社長は「多くの方に不便と心配をおかけしおわびする」と謝罪した。十三日午後十時半現在、約十六万八千戸が停電。復旧に時間がかかるのは、経験したことのない規模の倒木で伐採や修復に時間を要し、設備が多数損壊しているためとした。
東京電力は、電力会社に追加の人員派遣を要請し、これまでの一万一千人から一万六千人態勢にする。復旧時期は三段階に分け、千葉市や市原市は三日以内、東金市や君津市は一週間以内、最も被害が深刻な南房総市や館山市は二週間以内とした。
県によると、君津市の特養で女性が死亡したのは十二日。施設内は停電後しばらくエアコンが使えなかった。大規模停電中、南房総市と市原市でも男女計二人が熱中症疑いで亡くなっている。
断水が続くのは約二万九千戸。復旧した地域で一斉に水が使われて需給バランスが崩れ、新たな断水が起きた例もあった。県は停電が解消しても当分の間は節水するよう呼び掛けている。
◆新島村観光地も 復旧めど立たず
東京都内の島しょ部でも一時、水道や電気が止まった。都によると十三日現在、ライフラインはほぼ復旧。だが、式根島などまだ詳しい被害状況の調査ができていないところもある。
新島村では、新島だけで住宅八百二戸のうち一部損壊も含めると四百四十一戸が被害を受けた。電柱が倒れたりして一時停電していたが、現在は電気や水道はほぼ復旧したという。
被災した温泉施設やガラスアートセンターは、復旧のめどが立っておらず、キャンプ場も閉鎖している。
大島町の住宅被害も百五十~二百戸ほどに及ぶとみられる。町消防本部の職員は「五十年住んでいるが、体験したことのない強い風だった」。住民の一部は避難を余儀なくされているという。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/images/PK2019091402100063_size0.jpg
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