任期満了に伴う岩手県知事選は8日投開票され、現職の達増拓也氏(55)=立憲民主、国民民主、共産、社民推薦=が元県議の新人、及川敦氏(52)=自民推薦=を破り、4選を確実にした。参院選後、埼玉県知事選に続いて野党共闘の候補が与野党対決を制した。
3期12年半の達増県政の評価が主な争点だった。東日本大震災の被災地を国が手厚く支援する「復興・創生期間」の終了を来年度末に控え、両氏とも「復興の完遂」を公約に掲げた。
達増氏は推薦を受けた野党支持層を中心に幅広く浸透し、選挙戦で大きくリードを広げた。及川氏は公明党県本部も推薦したが、知名度のある現職の壁は突き崩せなかった。
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